腰痛には原因のはっきりしない「非特異的腰痛」があり全体の約85%を占めていて、原因が分からないために具体的に治療することがなく慢性的な腰痛に悩まされることになります。
そんな慢性的な非特異的腰痛にはピラティスが効果的で、腰痛を改善させる3つの理由があります。
その理由とは、ピラティスを行うことでインナーマッスルの強化、骨格の矯正、ストレスの解消ができるといった点にあります。
ピラティスが腰痛改善に有効な理由やヨガの違い、すぐにでも取り組めるピラティスの情報を紹介します。
目次
ピラティスとは
ピラティスとはドイツ人のジョセフ・ピラティスが開発したエクササイズで、単なるエクササイズとは違い心と身体を結合して効果的に強化するスキル・方法だとされています。
骨格を意識して体幹の筋肉を整えていくエクササイズで、ハリウッド女優が実践していることで人気になりました。
アメリカではプロスポーツ選手もトレーニングに取り入れてることからもその有効性が期待できます。
ピラティスとヨガの違い
ピラティスはヨガの影響を受けて作られたものなのでこの二つはよく似ています。
ヨガは呼吸とストレッチによって身体を柔軟にしていくのに対し、ピラティスはストレッチと骨格の矯正によってインナーマッスル(体幹筋肉)を強化する目的を持っています。
ヨガの最終目的は精神的なリラックスを求め、ピラティスは総合的な身体作りが最終目的で、骨格の調整とインナーマッスルを強化する身体づくりは肩こりや腰痛などの日常の痛みを改善します。
ピラティスとヨガの大きな違いは呼吸法
ヨガはエクササイズの時、息を吸い込んだ時にお腹を膨らませる腹式呼吸で気持ちを落ち着かせていきます。
これに対しピラティスは胸式呼吸でエクササイズを行います。
息を吸い込んだ時に胸を膨らませる胸式呼吸を行うことで交感神経を活性化させて頭の中をすっきりとした状態にします。
ピラティスとヨガの共通点
ピラティスとヨガの共通点はストレッチ効果を利用する点にあり、ピラティスはヨガのストレッチ効果を利用しつつ筋力の強化を図ります。
ピラティスとヨガはよく似ているので二つを融合させたを融合させたような「ヨギー」などもでてきています。
ピラティスが腰痛に良い理由
ピラティスが腰痛の改善に良い理由は3点あります。
腰の周りの筋肉は普段の生活では鍛えることが難しいインナーマッスルなのでピラティスによる筋力アップは腰痛の改善に有効になります。
骨格を整え姿勢を正しく矯正することで腰への負担が軽くなり、原因がはっきりしない非特異的腰痛はストレスが関係していると言われているので、ストレスの開放は腰痛の改善に効果があります。
- インナーマッスルの強化で天然のコルセット効果
- 脊椎を中心に骨格を整えるので腰への過剰な負担が軽減
- 精神的開放によるストレスを軽減することで腰痛の原因を除去
すぐに始めるれるマットピラティス
ピラティスには特殊な機械を使って行うマシンピラティスとヨガのようにマットの上で行うマットピラティスがあります。
マシンピラティスはピラティス用に開発された特殊なエクササイズマシンを使うので一般のジムにもないので、専門のピラティススタジオに通う必要があります。
その点、マットピラティスはすぐに始められ、マットピラティス用の本やDVDも数多く販売されているので初心者にはおすすめです。
マットピラティスはストレッチ中心のエクササイズも多くの種類があるので筋力に自信がない人でも気軽に始められます。
マットピラティスで腰痛に効くおすすめ動画
腰痛に効果があるマットピラティスのおすすめの動画を紹介します。
運動をされていない人でも取り組めるような内容の動画です。
おうちピラティス aiのピラティス動画レッスン 10
反り腰にならないように注意します。
5分間お家ピラティスエクササイズ 腰痛改善・予防
身体が硬い人は少しきついかもしれません。
ピラティスの初心者はマットピラティスで腰痛改善
ピラティスはインナーマッスルの強化、骨格の矯正、ストレス解消で腰痛を改善させるのに有効なエクササイズです。
マシンピラティスは専門のジムに通う必要がありますがマットピラティスなら初心者でも気軽に取り組めます。
本やDVD、動画などを参考にしてすぐにでも取り組むことができます。