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腰痛用サポーターの効果と種類を理解して実践する正しい使い方

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腰痛の時にサポーターを着けると動きが楽になり痛みが和らぎますが、着け方を間違ってしまっては効果がないどころか逆に痛めてしまうこともあります。

腰痛の時に使用するサポーターの特徴と種類、正しい使い方を紹介します。

なぜ腰痛の時にサポーターを着けるといいのか

腰痛は腰椎の周辺に炎症がおき、腰を動かすときに痛みを感じます。
痛みの原因は様々ですが腰椎の筋肉をサポートすることで腰痛の痛みを軽減させることができます。

腹腔圧上昇効果で腰部の筋肉をサポート

腰痛用のサポーターの効果として腹腔圧上昇効果があります。
お腹の中にある内臓は働きやすいように腹膜という袋状の中にあります。腹膜には空間がありその中の圧力を腹腔圧とよび、腹腔圧を上げると腹膜は硬く膨らみ体を支える力が強くなります。
腹腔圧が弱くなると腹膜はしぼみ体を支える力が弱くなり、まわりの骨格や筋肉に負担がかかります。

腹腔圧は体幹にある筋肉によって維持されているので、腰痛で腰回りの筋肉が弱っていると腹腔圧も下がってしまいます。サポーターを着けることで弱くなっている腹腔圧を上昇させ筋肉の負担を軽くすることで腰痛を軽減します。

後屈抑制効果で痛みを軽減

腰痛の時には体を反らすと激しい痛みを伴います。腰にとって一番の負担は後屈の動きです。サポーターを着けることでこの体を反らす後屈の動きを抑制します。

腰椎の背中側にはたくさんの神経が通っています。体を反らすことでこの神経を傷つけてしまうと腰痛になります。後屈抑制効果は幅広いタイプのサポーターが有効です。

骨盤を安定させて動きをスムーズにする

腰椎で受け止めた力は仙骨を通して骨盤に伝わり脚にバランスよく力を分配します。
この時、骨盤が安定していると腰の負担が軽くなり全体の動きがスムーズになります。

仙骨には姿勢を正しくする働きがあるので、骨盤を軽く圧迫することで仙骨が安定し正しい姿勢を保つことができます。

骨盤用のサポーターは細いベルト状のもので腰用のサポーターとは形状が違います。

腰痛の時のサポーターの種類

腰痛用のサポーターにはいくつかの種類があります。腰全体をサポートするタイプと骨盤を中心にサポートするタイプ、その2つを組み合わせたタイプの3種類があります。

腰全体をサポートするタイプの特徴

腰全体をサポートするタイプは一般的でよく見かけるタイプです。背中から腰に掛けて幅広くカバーしているので着けたときの安心感があります。

腰椎に沿ってカーブするようにバックプレートという特殊なプレートが入っているものがあります。
背骨は緩やかなカーブを保つことで体を支えているため、腰椎の自然なカーブを保つためにはバックプレートが入っているものを選ぶといいでしょう。

腰全体をカバーしているので安心感がありますが骨盤はサポートしていないので骨盤までカバーしたい人は組み合わせたタイプをおすすめします。

骨盤を中心にサポートするタイプの特徴

骨盤を引き締めるためのサポーターは幅が狭いタイプのベルト状のものです。

骨盤を軽く引き締めることで骨盤が安定して動きをスムーズにして姿勢を正しく保ちます。

骨盤の一番外側に着けるのでズレないような仕組みがある骨盤ベルトをおすすめします。薄手の素材を選ぶとアウターに響かないので着けていることが外からは分かりにくくなります。骨盤はよく動かすところなので身体の動きにフィットする伸縮性のあるものが良いでしょう。

骨盤のみをサポートするので手軽に使用できます。腹腔圧上昇効果や後屈抑制効果は期待できないので腰痛の度合いによっては物足りないかもしれません。

組み合わせたタイプの特徴

腰全体と骨盤を合わせたタイプはほとんどの腰痛に有効です。ぎっくり腰や激しい腰痛の方にはおすすめのタイプです。

両方の効果を組み合わせているので高価なものになりますが、装着感はしっかりとしたものになり安心感は抜群です。蒸れてしまうので通気性の良いものを選びましょう。

腰痛の時のサポーターの着け方

腰痛用のサポーターは正しく着けないと効果がないどころか腰痛をひどくしてしまうことがあります。正しく着けるポイントを紹介します。

腰全体をサポートするタイプはバックプレートが入っているものがおすすめです。
まずバックプレートを正しく腰椎に沿わせてあてがいます。
ポイントはバックプレートの形状が腰のカーブに合うところがあるのでそこに合わせます。

固定するベルトは位置を固定するベルトと腰を引き締めるための補助ベルトがあり、最初に補助ベルトをはずしてフリーにした状態で固定するベルトを締めます。

この時強く締めすぎると苦しくなるので注意が必要です。位置が決まったら補助ベルトで腰を引き締めていきます。
この時のポイントは少し下に引っ張りながら固定することです。下に引っ張ることで腰が自然なカーブになります。

固定ベルトをきつく締めすぎると苦しくなるだけでなく上にズレやすくなるので注意しましょう。上にずれると腰が反った状態になるので腰痛にはよくありません。

骨盤ベルトを着ける時は腸骨の位置を意識して装着します。腸骨は骨盤の一番外側で飛び出ているので手で触っても分かると思います。一般に言う腰骨です。

骨盤ベルトを腹巻のようにおへその付近で着けてしまっては何の効果もありません。

腰痛用のサポーターは寝る時には必ず外しましょう。

骨盤ベルトもおなじで、腰痛用のサポーターの働きは腰回りの動きを補助することにあるので、就寝時はそれほど腰も動かすこともなく、サポーターによって血流が悪くなることもあります。汗をかいて皮膚がかぶれてしまうこともあるので就寝時に必ず外しましょう。

効果や種類を理解して正しく使うことが大切

腰痛用のサポーターは正しく使うことで効果がでます。間違った使い方で余計に症状を悪化させないようにしてください。


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